4月29日は「ナポリタンの日」。そう聞いて、ふと懐かしさや親しみを覚える方も多いのではないでしょうか。昭和の喫茶店を思わせる王道の一皿から、ちょっと驚くような創作系まで、日本の食卓で愛されてきた“ナポリタン”が、今、ちょっとした注目を集めています。
カゴメ株式会社が主催する「カゴメ ナポリタンスタジアム® 2025」は、日本中のナポリタンを一堂に集めた、言わば“ナポリタンの祭典”。全国9つのエリアから集まった飲食店の中から、1万人の「トマトケチャップ好き」による投票で選ばれた18店舗が、WEB投票によってナポリタン日本代表の座を競います。「王道ナポリタンリーグ」と「個性派ナポリタンリーグ」という2つのカテゴリーに分かれており、特設サイトには、見ているだけでお腹が空いてしまいそうなメニュー紹介やイメージ動画がずらり。
普段は目にしない地域の一皿に出会えるのも、この企画ならではの面白さです。日本を旅するように、各地のこだわりが詰まったナポリタンを見比べて、「これ食べてみたい!」と思った一品に投票してみてはいかがでしょうか。全国から集まった“ご当地ナポリタン”たちの熱い戦いが、いま始まっています。
ナポリタンスタジアムとは?

ナポリタン好きによる、ナポリタン好きのための“お祭り”があることをご存じでしょうか?その名も「カゴメ ナポリタンスタジアム® 2025」。日本各地の飲食店から自慢のナポリタンが集まり、その中から“日本代表”の座を決める、まさにナポリタンの頂上決戦ともいえるイベントです。
企画したのは、トマトケチャップでおなじみのカゴメ株式会社。2024年11月から2025年1月にかけて全国9つのエリア(北海道、東北、北関東甲信越、南関東、北陸、東海、関西、中四国、九州沖縄)でエントリーを募ったところ、なんと469ものナポリタンメニューが集まりました。そこから一次選考として、1万人の「トマトケチャップ好き」によるモニター投票が行われ、各エリアから1店舗ずつ、合計18店舗が“エリア代表”として選ばれました。
この18店舗が全国大会に進出し、「王道ナポリタンリーグ」と「個性派ナポリタンリーグ」に分かれて、現在WEB投票が行われています。特設サイトでは各メニューの写真や紹介動画も掲載されており、メニューを見ているだけで食べたくなってしまうものばかり。自分の「推しナポリタン」を見つけて、応援投票に参加するのも楽しみ方のひとつです。
ナポリタンの日である4月29日を前にスタートしたこの全国大会。ナポリタンという身近な料理に改めてスポットを当て、食の楽しさや地域の魅力にも触れられる企画となっています。
公式サイト:https://www.kagome.co.jp/products/brand/ketchup/naposta2025/
誰もが思い描く“あの味”の進化系
「王道ナポリタンリーグ」には、誰もがイメージする“ザ・ナポリタン”が、地域ごとに個性をまとって登場しています。懐かしさの中に、地域のこだわりやお店独自の工夫が感じられるラインナップです。まずは、特設サイトに掲載された一覧画像から全体像をチェックしてみましょう。

その中でも気になる3品をピックアップしてご紹介します。
Cafe&Barめりめろ(北海道)
メニュー名:ナポカツSP

熱々の鉄板にのったナポリタンは、もっちりとした麺の食感が特徴。そこに、衣がサクサクで中は柔らかいトンカツ、そしてとろ~りと溶けたチーズが重なり、見るからに食欲をそそる一皿です。鉄板からはジュージューと豪快な音が立ち上がり、視覚と聴覚にもおいしさが響いてきます。まさに“音までおいしい”王道ナポリタン。寒い北海道の地で、アツアツを頬張る満足感を想像するだけでお腹が鳴りそうです。
キッチンポテ(東北)
メニュー名:ふわふわチーズオムレツナポリタン

ナポリタンの上にふんわりと乗るのは、チーズ入りのふわふわオムレツ。その上から濃厚なホワイトソースがとろりとかけられた、まるで洋食屋さんのようなナポリタンです。「お客様の印象に残る一品を」と考えて生まれたというだけあり、ビジュアルにも華やかさがあり、ひと口食べればまろやかな味わいが広がります。定番のナポリタンに、卵とソースのやさしさをプラスした、やさしいおいしさが光る一皿です。
牛ホホ専門店 cheek(関西)
メニュー名:牛ホホまみれなナポリタン

炭火でじっくり焼き上げたホホ肉ハンバーグと、赤ワインで煮込んだホホ肉のボロネーゼ。この贅沢な2種のホホ肉が、たっぷりとナポリタンの上に盛られた、まさに“肉まみれ”な一皿です。ケチャップの風味をベースに、肉の旨みとコクがしっかりと感じられる味わいは、食べごたえも抜群。シンプルなはずのナポリタンが、ここまでリッチな料理になるとは――そんな驚きと満足感を届けてくれる、まさに関西らしいパワフルな一品です。
どのメニューも、ただ懐かしいだけではなく、“今食べたいナポリタン”としての進化を感じさせてくれます。次は、まるで別ジャンルのような発想が光る「個性派ナポリタンリーグ」をご紹介します。
驚きと遊び心で攻める“個性派ナポリタン”たち
「個性派ナポリタンリーグ」には、ナポリタンの既成概念を軽やかに飛び越えてくる、ユニークで創造的なメニューが集まりました。「えっ、これもナポリタン?」と驚くような発想や、地域の特産品を取り入れたストーリー性のある一皿も多く、見ているだけでわくわくしてきます。

ここからは、個性派の中でも特にインパクトのある3品をご紹介します。
JUSTINE COFFEE(東北)
メニュー名:ニボリタン

一見すると、どこか懐かしい雰囲気をまとったナポリタン。しかしその正体は、粉砕した煮干しを加えるという大胆なアレンジが施された“ニボリタン”です。魚介の旨みがぎゅっと詰まった濃厚なオリジナルソースに、もちもちとした特製中太生麺がしっかり絡み、どこか和風の風味を感じさせる独自の味わいに仕上がっています。
「昔ながら」からの脱却ではなく、その魅力をベースに“旨みの深化”を図ったこの一皿。ナポリタンの新たな可能性を模索する中で生まれた、青森ならではのご当地アレンジです。見た目は王道、中身は個性派——そのギャップもまた、食べてみたくなるポイントかもしれません。
イタリアンカフェ ぶどうの森 本店(北陸)
メニュー名:食べて能登を応援 ブルーベリーナポリタン

まず目に飛び込んでくるのは、鮮やかな赤紫色。トマトの赤とブルーベリーの紫が溶け合った、まるでスイーツのようなビジュアルが印象的な一皿です。甘みと酸味のバランスに着目して作られたというこのナポリタンは、見た目の意外性だけでなく、味の中にもやさしさと深みを秘めています。
「能登を応援する気持ちを料理で伝えたい」という想いから誕生したこのメニュー。ブルーベリーの自然な甘さがケチャップのコクと重なり、口の中で広がるハーモニーは、他ではなかなか味わえない独特の仕上がりです。話題性もさることながら、食材への敬意と、地域への思いが込められたストーリー性のある一皿です。
FRUITS SAND THREE/Age.3KAMA(九州)
メニュー名:とろタマナポリタン追いチーズ

半熟卵の“とろっ”とした食感に、濃厚なトマトソース、さらに仕上げにはたっぷりの追いチーズ。これだけでも十分に贅沢ですが、このナポリタンはさらにひと工夫が加えられています。なんと、サクサクのパンでサンドされているのです。ナポリタンの「主役感」を崩すことなく、新たな食感をプラスすることで、まるで一皿の中に何通りもの楽しさが詰め込まれているような仕上がりになっています。
コクのあるソースととろけるチーズが一体となった濃厚な味わいに、パンの軽やかさが加わることで、最後まで飽きずに楽しめるのも魅力のひとつ。ナポリタンの「まろやか系」の極みとも言えるこのメニューは、特別な日の一皿としても、話題性抜群の一品です。
どの一皿にも、店主の工夫と地域の魅力が詰まっています。ナポリタンって、こんなにも自由なんだ――そう感じさせてくれる創作メニューの数々に、思わず唸らされるはずです。
好きな一皿に、あなたの一票を

ナポリタンスタジアムの楽しみは、見て・読んで終わりではありません。気になる一皿を見つけたら、ぜひ投票に参加してみましょう。投票は「カゴメ ナポリタンスタジアム® 2025」特設サイト上で行われており、誰でも簡単に参加できます。
WEB投票の期間は、2025年4月25日(金)11:00から5月31日(土)23:59まで。
特設サイトには、全18メニューの写真や紹介動画が掲載されていて、味の魅力はもちろん、お店のこだわりや地域性も伝わってくる構成になっています。
また、料理動画メディア「Tasty Japan」の公式SNS(Instagram、X、Facebook、TikTok)でも投票を実施中。SNS経由での参加もできるので、自分の使いやすい方法で気軽に投票できます。
「王道ナポリタン」と「個性派ナポリタン」それぞれで得票数の多かった1店舗が、“ナポリタン日本代表”として選出されるのは7月1日(火)。果たしてどのメニューが頂点に輝くのか、投票結果にも注目です。
全国の味をめぐる、ちょっと特別な一票体験
「ナポリタン」と聞けば、誰の記憶にも一度は登場したことがある定番メニュー。その親しみ深い料理が、こんなにも地域ごとに表情を変え、進化しているという事実は、ちょっとした驚きでもあります。
今回の「カゴメ ナポリタンスタジアム® 2025」は、ただのグルメイベントではなく、地域やお店の想いが詰まった“物語の詰まったナポリタン”に出会える場でもあります。
王道の安心感にひたるも良し、個性派の冒険にワクワクするも良し。全国の一皿を見比べながら、気になるメニューに一票を投じてみてはいかがでしょうか。
きっと、次にナポリタンを食べる時、少し違った視点で味わえるはずです。