8月25日、茨城県を代表する新たなご当地グルメを発掘する「シン・いばらきメシ総選挙2026」の事前投票が始まりました。投票開始に先立ち、キックオフPRイベントが開催され、大井川和彦茨城県知事や特別審査員を務めるお笑いトリオ「3時のヒロイン」ゆめっちさん、福田麻貴さん、かなでさんが登壇。県内44市町村からエントリーした全82品のグルメの魅力をアピールしました。
茨城県の魅力度を食を通してアップさせたい

「都道府県魅力度ランキングって皆さんご存じですよね。 茨城県はここ最近やっと最下位を脱出したんです。ずっともうず~っと、最下位しか取れないんじゃないかっていうぐらい最下位ばっかり取ってたんですけど、私が知事になってからやっと最下位の47位から46位や45位になるようになりまして……」そう言って自虐的に笑いを誘うのは大井川和彦知事。
そんな茨城県に食を通して茨城県ファン、通称「イバラキスト」を呼び込もうという取り組みが「シン・いばらきメシ総選挙」です。茨城県の新たなご当地グルメを生み出し、食を通じた観光振興や地域活性化につなげることを目的とした取り組み。2024年に初開催され、今回が2回目となります。毎年開催するのではなく、あえて1年おきに実施することで、地域の新たなアイデアやグルメの育成につなげていくといいます。
今回は県内全44市町村が参加し、一般料理部門に40品、スイーツ部門に42品、合計82品がエントリーしています。

グランプリ決定までには3つのステップが用意されています。まず、公式WEBサイトと公式Xで事前投票を実施。公式WEBサイトは1人1回、公式Xは1アカウントにつき1グルメ1回投票できます。その後、10月10日から3日間、水戸市内で開催される会場で、来場者が実際にグルメを味わいながら投票します。さらに審査員による審査を経て、各部門のグランプリを決定するという流れです。
実行委員会会長を務める大井川知事は、茨城県が栗やメロン、卵、レンコンなど全国有数の農産物を持つ一方、県外から観光客を呼び込むほど広く知られた名物料理は限られていると説明。
「あんこう鍋はみんな必ず思いつくんです。 その他だったら常陸秋そば、これも有名です。じゃあそれ以外というと、あとは納豆くらいかな……みたいになってしまって、食材は豊富なのに料理でなかなか知名度のあるものがない」
そういった状況を打開し「ないものは作ってしまえ」という発想から、この総選挙をスタートしました。
茨城県では現在、常陸牛をはじめ豚肉『常陸の輝』、梨の『恵水』、メロン『イバラキング』といった県産ブランドのPRにも力を入れています。豊かな食材を生かしながら、新たな「茨城の顔」となるグルメを育てるのが狙いです。
3時のヒロインを迎えてエントリー料理を紹介

今回のエントリーには、地元の特産品や歴史、ユニークな発想を生かしたメニューが並びます。北茨城市からは、あんこうの肝を使った「あん肝餃子」、鹿嶋市からは「シン・かしまし豚丼~常陸乃国しらすとともに~」、常陸太田市からは黒い見た目が印象的な「常陸ノ國BURGER」や「さとみノワール」などが登場。

五霞町からは今回、「五霞包」がエントリーしています。

スイーツ部門では、栗や干し芋、メロンなど茨城県ならではの食材を使ったメニューのほか、鹿島神宮にちなんだ鹿嶋市の「かしまお清めプリン」や、納豆を使った河内町のドーナツ「ど~なっとぅ?」など、ネーミングセンスにも個性を感じる豊かなグルメが顔をそろえました。

特別審査員として登場した3時のヒロインも、エントリーグルメを見ながら、それぞれ気になるメニューを紹介しました。

ゆめっちさんは、高萩市の「骨なしアンコウの和風だし味唐揚げ」に注目。
「骨なしだから絶対おいしい! 食べてみたい」そう言って舌なめずり。

福田麻貴さんは、筑西市の常陸秋そばを使った「豚バラ軟骨カレー南蛮そば」を挙げました。「カレー南蛮ってバラ肉や鶏肉を使っているイメージ。この料理はあえて豚バラ軟骨を使っています。軟骨をとろとろになるまで煮詰めて、しかもそばは常陸の秋そば。これは期待できます」
他にも東海村の「シャイン丼」にも注目しました。
「豚丼にシャインマスカット? 合うのかしら?? 新たな食の発見があるかもしれませんね」

あん肝好きだというかなでさんは、北茨城市の「あん肝餃子」に興味を示しました。
「ありとあらゆるあん肝がだ~っい好きな私はぜひこれを食べたい!」 かなでさんは他にも美浦村の「MNB(美浦ナマズバーガー)」にも注目。
「ナマズ肉とマッシュルーム、トマトとレンコンも入ってる。最高! 大きいし色も鮮やかだからSNS映えしそう」
そして潮来市の米粉を使った「いた米んのもちもちグラドリ」などにも注目しました。
「ドリアちゃんに改名しようかなってくらい、食べ物のなかでドリアが好きなんです。この料理はグラドリ? グラタンとドリアを合わせた料理なのかな。米粉をつかっているからチーズと合わさってさらにモチモチになるんでしょうね。ドリア親善大使としてこれは推します」
かなでさんもといドリアさんはそう言って顔をほころばせました。
スイーツ部門についても、守谷市の「蜜芋チーズ最中」や土浦市の「紫峰の雫~飲むみたらし氷~」など個性的なメニューが登場。さらに、阿見町の「焼き芋クリームドーナツ」、古河市の「シン・食感ねっとり大学芋」、取手市の「シン・イバラキドッグ」など、サツマイモを生かしたスイーツも次々と紹介されました。
福田さんは「1位になるのは味だけではない。キャッチーさや名前、他県にはないオリジナリティも含めて、全国でも通用するグルメが1位になる」と、総選挙の見どころを熱く語りました。
前回王者「ダイヤモンブラン」をヒロインたちが堪能

ここで、前回2024年の「シン・いばらきメシ総選挙」でスイーツ部門グランプリに輝いた小美玉市の「ダイヤモンブラン」が登場。思わぬ“3時のおやつ”の登場に、3時のヒロインも歓喜の表情を見せました。

「ダイヤモンブラン」は、通常は栗を使うモンブランを、茨城県産のサツマイモをふんだんに使ってアレンジしたスイーツです。上に添えられたマカロンには、筑波山麓特産の福来みかんを練り込んでいます。
小美玉市が誇る絶景「霞ヶ浦越しに見るダイヤモンド筑波」をイメージし、株式会社小美玉ふるさと食品公社が試行錯誤を重ねて完成させました。茨城の食材と地域の風景、その両方を一つのスイーツで表現した一品となっています。

「さつまいもクリームがたっぷり。中は生乳たっぷりのアイスクリーム。これはもう、ご褒美ですね」ゆめっちさんは、ひと口食べると顔をほころばせました。

続いて福田さんも、上に添えられたマカロンに手を伸ばします。「みかんの爽やかさが、お芋の濃厚さに絶妙に合いますね」「ダイヤモンブラン」の魅力は、さつまいもの濃厚な味わいと、後味の軽やかさ。生クリームやアイスクリームを使いながらも甘すぎず、素材本来の風味を楽しめます。
中には焼きいもアイスと干しいもアイスの2種類を使用。焼きいもアイスには、あえてさつまいもの皮も加えることで、ほかにはない食感を生み出しています。

「スプーンにもこだわっていますね。この独特なフォルムに愛を感じます」かなでさんも、細部まで工夫を凝らしたスイーツをじっくりと味わいました。
2024年の総選挙でグランプリを獲得した「ダイヤモンブラン」は、その後、小美玉市を代表する人気商品へと成長しました。同市の茨城空港付近にある「空のえき そ・ら・ら」内の「おみるく」でも販売されています。
「シン・いばらきメシ総選挙2026」は、10月10日(土)から12日(月・祝)までの3日間、茨城県水戸市の三の丸庁舎で開催されます。
会場では、県内各地から集まった個性豊かなグルメを実際に味わいながら投票できます。グランプリを獲得したグルメには、商品化や協賛企業での販売・出店など、さらなる展開のチャンスも用意されているとのこと。
会場で実際に味わって投票するのはもちろん、イベント前の事前投票にもぜひ参加して、お気に入りの「いばらきメシ」を応援してみてはいかがでしょう。










