11月26日は「いい風呂の日」!お風呂生活を向上して親子で良質な眠りを手に入れよう!

エネルギー・住まい・暮らしの総合サービス事業を提供するシナネンホールディングス株式会社は、11月26日の「いい風呂の日」を前に11月22日(火)、都内ハウススタジオにて『親子で学ぶマインドフルネス入浴』イベントを開催しました。

講師に眠りとお風呂の専門家 小林麻利子氏が登壇。子育て世代ママインフルエンサー親子7組が集まり、小林氏から「お風呂の中で自分と向き合うマインドフルネス入浴法」といった専門家ならではのお風呂に関する講習、さらに親子でお風呂時間を楽しむグッズとしてオリジナルバスボム製作が行われました。
また、シナネンホールディングスが子育て世代ママ約1,000人を対象に行った「お風呂事情に関する実態調査」の結果報告や、シナネンホールディングスグループで、関東エリアにおいてLPガスなどのエネルギー販売を手掛けるミライフ株式会社より、快適なお風呂のための豆知識や最新機器が紹介されました。
子育て世代だけでなく、“最近疲れが溜まっている…よく眠れていない…”という方に知っていただきたい、今日からできる快適なお風呂生活へのヒントが盛りだくさんでした。子ども達も参加し、賑やかに行われたイベントの様子をお伝えします!

はじめに、シナネンホールディングス 経営企画部 広報IRチーム 桐生義人氏より、シナネンホールディングスが実施した全国の子育て世代ママ約1,000人に聞いたお風呂事情に関する調査結果が報告されました。

これによると、「日々のお風呂生活に満足している」というママは約半数。その理由として1位は「しっかりと湯船に浸かることができている」ということでした。

さらに「子育て世代ママの日々の生活満足度」として、お風呂生活に満足している約半数のママのうち69.5%が睡眠に関する満足度が高い結果でした。
つまり、お風呂生活の満足度と睡眠の満足度の間には関係性が伺えるのです。

また、湯船に浸かる頻度では、「毎日湯船に浸かる人」は約3人に1人という結果に。「子育て世代ママの湯船に浸かる頻度と睡眠満足度」を見ると、毎日湯船に浸かるママの睡眠満足度60.8%に対し、湯船に浸かる頻度が毎日ではないママは43.1%、まったく浸からないママは27.4%と、湯船に浸かる頻度が高いママは、睡眠への満足度も高い傾向が見られました。
満足度の高い睡眠を得るためにも湯船に浸かることの重要性をひしひしと感じたところで眠りとお風呂の専門家、小林麻利子氏が登壇されました。
参加したママ達とお話を交わしながら、『小林式マインドフルネス入浴法』を紹介してくれました。
■~眠りとお風呂の専門家~小林麻利子氏プロフィール

SleepLIVE株式会社 代表取締役。「美は自律神経を整えることから」を掲げ、科学的根拠のある最新データや研究を基に、睡眠に課題を抱える方へ睡眠や入浴をはじめとしたマンツーマン指導を行う。
睡眠・自律神経・入浴指導を12年行っており、実践的な指導が人気を呼び、これまで3000名以上の悩みを解決。また、スリープライブ睡眠研究所を立ち上げ、科学的根拠に基づいた指導も行っている。
テレビ、ラジオ、雑誌等のメディアにも多数出演し、主な著書に「読むお風呂の魔法」(主婦の友社)、「赤ちゃんとママの熟睡スイッチ」(ジービー)がある。
まず、会場のママ達にお風呂や睡眠で困っていることを質問すると、今回イベントに参加した子どもの寝付きは半数が良いという優秀な返答が。しかしながらママたちの眠りの質はというと…全員が良くないという意見。寝付きが悪い、早朝に起きてしまう、などお悩みの声が聞こえてきました。ということで、今回の課題は「ママの眠り」に決定!ママの眠りの質が悪いとイライラしたり、寝不足で怒ってしまったり。“子どものためにも穏やかに毎日を過ごしたい!”そんな子育てママ達へ小林氏が『睡眠とリラックスのための最適なお風呂の入り方』を教えてくれました。

お風呂に入る→リラックスすることで副交感神経が優位に→深部体温が下がる→寝付きが良く深い眠りに
人は眠りに入るとき、“体の内側の体温=深部体温”が変化します。赤ちゃんや子どもが眠くなる時に手足がポカポカと温かくなっていることがよくありますが、手足が温かくなるのは深部体温を下げるために放熱しているからです。深部体温がしっかりと下がることにより、体の内側の脳や内臓が休息でき、深く眠ることが出来るのです。
また、自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、リラックスして副交感神経が優位になると手足がポカポカと温かくなります。お風呂に入ってリラックスし、体も温まり血管が拡張、血流が良くなり放熱すると、深部体温は下げられます。
ところが、子どもと一緒にお風呂に入ったはずのママは就寝時手足が冷たい、ということがあります。今回参加したママ達に聞いたところ、全員が就寝時手足が冷たいと返答。これには小林氏もびっくりした様子。就寝時手足が冷たい原因として、お風呂に入ってから寝るまでの時間に交感神経が刺激されている可能性があるそうです。交感神経が刺激されていると、血管が収縮していて深部体温が下がらないので眠りの質は悪くなってしまうのだそうです。では、リラックスし、副交感神経を優位にするにはどうしたらよいのでしょうか?

『マインドフルネス入浴法』
そこで、小林氏が提唱するのが『マインドフルネス入浴法』です。マインドフルネスは、“過去も未来も考えず、ジャッジを加えず「今、ここ」をありのまま受け入れる”心理療法の一つ。そこに“お風呂=心も体も裸になる「入浴」”をしながら行うのが『マインドフルネス入浴法』です。
『マインドフルネス入浴法』をするためには環境作りが大切。例えば、キャンドルの光、音楽、アロマの香りなど、五感を刺激するものを取り入れ、雑念がよぎったとしても否定せず、その取り入れたものだけに意識を向けます。
五感を刺激する具体的なものとして紹介されたのがこちら。
・光
眠りのホルモン、メラトニンは暗くならないと分泌されません。さらにメラトニン分泌の光の影響は、子どもは大人の2倍だそうです。脳や体の成長のためにはメラトニンを分泌し、質の良い睡眠を取る必要があります。夕食時からだんだんと照明を抑えていき、食後からは暗めに。白い光ではなく赤っぽい光で、間接照明にするなどムーディーな光がベストだそうです。入浴時はお風呂場の照明は消し、廊下の電気だけにするといいそうです。
・音
心拍の速さに同調する音楽は交感神経を落ち着かせる効果があるそうです。シューマンの「トロイメライ」がおすすめで、イベント時も小さな音量で流れていました!!子どもが興奮していて今日はなかなか寝ないな、お昼寝が遅かったな、というときには、聞こえるか聞こえないかくらいの小さな音量で入浴中にかけてみましょう。
・香り
バスボムやアロマキャンドルを使用し、香りだけに意識を向かせます。また、精油は香りが変化していくのでその変化を意識します。子どもには「いい香りだね」などと声をかけます。尚、アロマオイルは3歳以下には使用しないようアロマ協会でも推奨されているため注意が必要です。
・浮力浴
ママが一人で入浴できるときにやってほしい入浴方法。浴槽に沿うように肩甲骨の上部まで浸かり脱力する全身浴です。そして息を吸って吐いて、体が浮いたり沈んだりすることに意識を向けます。『マインドフルネス入浴法』においてリラックスをするためには呼吸はとても大切。そこで、イベント参加親子全員で呼吸法の実践が行われました。
「口から吐いて、はぁ~、鼻から吸って、口から吐いて、はぁ~」
「3秒かけて鼻から息を吸って、2秒止めて、5秒かけて口から吐く」
この呼吸をしている10秒間、副交感神経が刺激されるという研究結果もあるそうです。これを子どもがイライラしていたり落ち着かないときなど、習慣的に声かけをして行ってほしいとのことです。
最後は質問タイムが設けられ、「夜中に起きてしまい、眠れないときどうすればよいか」というママならではのお悩みが。子どもと一緒に寝落ちして、夜中に目が覚めても再度寝付けず…という筆者も気になる質問。すると小林氏からとっておきの呼吸法が披露されました。鼻から吸って「リラーーー(はぁーと息を吐きながら)ックス」と言いながら4秒かけて息を吐く。
「リラックス」と言葉に出すことがポイントだそうです。また、「寝る前の貴重な一人時間、スマホでSNSを見てしまう」という、これまた忙しい日々を送る中でとっても共感できるお悩みが。これに対し小林氏も共感しつつ、眠りの質を下げないためにも、寝る前の最低15分間は交感神経を低下させたいので、携帯は見ないようにした方がいいとアドバイスしました。
さらに「受験生の子どもがお風呂の後22時頃まで勉強していて、寝る切り替えが難しく寝付きが悪い」というお悩み。そんなときこそお風呂で切り替えるのが良いそうです。お風呂と睡眠はセット。勉強をしてからお風呂に入り、リラックスして副交感神経を優位にしてから寝るようにしましょう。睡眠直前の15分は勉強しても記憶されにくいことが分かっているので、もし暗記することがあるなら寝る前は短時間にしておいて朝復習で勉強するといい、と様々なママ達のお悩みに答えました。
リラックスして深い睡眠を得るために、お風呂のタイミングや効果的な入浴方法があることが解り、毎日寝る前に『マインドフルネス入浴法』でお風呂に入ろう!と心に決めた筆者ですが、ここで頭をよぎるのが「毎日ゆっくりお風呂に入りたいけど時間がない(子どものペースで烏の行水状態)。それに毎日お風呂を入れるのはガス代が高くなっちゃう…」という心の声。そんな心の声が聞こえてしまったのか否や、続いて『ガスのプロがお伝えする快適♪入浴生活』と題し、シナネンホールディングスグループ ミライフ株式会社 経営企画部 企画統括・広報チーム長 西川拓氏より、短時間の入浴でも体が温まる最新入浴機器情報や、ガス代を減らす豆知識などが紹介されました。

まず、紹介されたのが「気泡発生装置(マイクロバブルユニット)」です。こちらは給湯器と湯船の間に装置する給湯システムです。小さな泡、マイクロバブルが発生したお風呂のお湯に浸かると、短時間の入浴でも体がポカポカと温まるそうです。マイクロバブルの効果は温浴効果だけではなく、白濁のお湯によるリラックス効果や肌の角質へのうるおい効果、洗浄効果があり、いいことが沢山あります。
またガス代に関しては、省エネ給湯器による光熱費削減の効果を教えていただきました。実は省エネ給湯器の認知度は低いのだそうですが、最近の省エネ給湯器はスゴイ!例えばガスと電気を上手く使い分けるハイブリッド給湯器を使用すると、給湯コストを従来の約半分にまで抑えることが可能とのことです。気になる方はぜひミライフへお問い合わせを!
そしていよいよ子ども達が楽しみにしていた「親子で簡単にできるオリジナルバスボム作り」が行われました。作業工程は①重曹、クエン酸、片栗粉を混ぜる②お好みで精油1~5滴、食紅を入れて混ぜる③霧吹きで水をかけながらさらに混ぜて耳たぶ程度の硬さにする④お好みでハーブを入れて型に詰める、というだけ。これなら子どもにもできそうですね!

~材料~
・型:6cm大のボール型カプセル(蓋側のケースを2個使用)
・重曹:60g
・クエン酸:30g
・片栗粉:30g
・水:適量(霧吹きを使用)
・食紅:少々
・精油:1~5滴 ※3歳以下は使用を控えること
・ハーブ:適量

子ども達もやる気満々で一生懸命に作っていました。

筆者も作らせていただきました!赤と青の食紅を少し入れましたが水を入れると想像よりも濃い色に。そんな色の変化も面白いです。また、ハーブを外側に見えるように入れることでとてもお洒落なバスボムになりました。
参加した子どもに感想を聞いたところ、「楽しかった~!」と笑顔で答えてくれました。最後に小林氏と西川氏、参加親子全員で記念撮影をしてイベントが終了しました。

作ったバスボムは半日から1日乾燥させたら型を外して完成です!とのことで、イベントの翌日、筆者が作成したバスボムで子どもと一緒に『マインドフルネス入浴』をしてみました!入浴時は照明を消し、イベントのお土産にいただいたアロマキャンドルで入浴。型を合わせる時にプレスが足りなかったのか、バスボムは型から外すとき二つに割れてしまいましたが、お風呂に入れるとシュワシュワ~と勢い良く溶け、ほのかにアロマの香りがしてとても癒されました。浮かび上がるハーブで贅沢な気分に。そして初めてのアロマキャンドルに子どもはうっとりとしていました。揺らぐ炎を見つめてそれについて話すなど、いつもよりゆっくりとお風呂を楽しみ、心も体も温まることが出来ました。
来たる11月26日は「いい風呂の日」。皆様も、秋の夜長にお風呂の時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。


■シナネンホールディングス株式会社について
シナネンホールディングス株式会社は、1927年に創業した総合エネルギーサービス企業グループの持株会社です。グループのミッションとして、「エネルギーと住まいと暮らしのサービスで地域すべてのお客様の快適な生活に貢献する」を掲げ、消費者向けのエネルギー卸・小売周辺事業、法人向けのエネルギーソリューション事業、非エネルギー事業(建物維持管理、シェアサイクル等)を提供しています。
https://sinanengroup.co.jp

■ミライフ株式会社について
シナネンホールディングス株式会社傘下の事業会社で、関東エリア全域に地域密着のネットワークを持ち、LPガスや電気、灯油の販売、リフォーム、ハウスクリーニングなど、エネルギーと住まいと暮らしに関わる様々なサービスを提供しています。
https://www.melife.co.jp/