アートの力で個性を照らす NTTアートコンテスト2023年度の上位入賞者が決定!

2024年3月26日、東京都千代田区にあるファーストスクエアビルにて、「アートの力で個性を照らす2023年度NTTアートコンテスト表彰式典」が開催されました。このイベントは、障がい者も含めた多様な人々が、アートを通じて個性を輝かせ、新しい世界を切り拓くことを目指したものです。主催者であるNTT(日本電信電話株式会社)が、アートを通じたコミュニティの形成や社会貢献を促進する取り組みの一環として、多くの作品が寄せられ、その輝く才能が称賛されました。

コンテストの冒頭、日本電信電話株式会社 代表取締役社長 島田 明氏と日本航空株式会社 執行役員 人財本部長 小枝 直仁氏からご挨拶がありました。

日本電信電話株式会社  代表取締役社長 島田 明氏

2021年度から障害者活躍推進の一環として、アートの力で個性を照らすコンセプトの元、開催しているアートコンテストは、今年で3回目となりました。今年の応募は554点あり、その数は昨年の3倍に上り、国内外から多くの作品が寄せられたことに感謝を述べました。
NTTグループではダイバーシティインクルージョンを企業文化の土台と位置づけ、個性や能力を活かした活躍の機会を拡大する取り組みを行っており、約4000名の障害者が働いていることを紹介しました。アートコンテストのテーマである「ひろがる世界」の実現に向け、一人ひとりの才能や能力を活かして柔軟に働くことがウェルビーイング社会の第一歩であるとの考えを述べ、これからも共にサステナブルな社会の実現に向けて取り組んでいく意志を示しました。

日本航空株式会社 執行役員 人財本部長 小枝 直仁氏

今年のテーマである「ひろがる世界」に触れ、作品を見て新しい世界や未来への希望を感じました。個々の作品が素晴らしく、一人一人の個性が輝いていることに感銘を受けました。私たちは、個性を大切にし、お互いを尊重するダイバーシティインクルージョンの重要性を理解しており、その実現に向けて努力しています。障害のある社員も含め、全ての社員が活躍できる環境を整えることを目指しています。新たな取り組みとして、空港での職場やサービスの提供を拡大し、障害のある社員の活躍の場を広げています。これからも、個性を尊重し合う社会を築くために、NTT様と連携し、活動を続けていきたいと語りました。

受賞作品紹介

グランプリ賞

如月虹(きさらぎこう)さん作 作品タイトル:広い世界へ

作品説明・思い等:大好きな飛行機に乗って世界へ旅立ち、自分の見識を広めたいという思いを込めました。虹色の飛行機雲は、新しい世界を知る希望、勇気、夢、知った後の明るい未来を表現しています。背景には、多彩なこの広い世界の様子、そして広い宇宙も表現しています。

グランプリ受賞 如月さんのコメント

3回目の参加でグランプリになれてとても嬉しいです。
作品「広い世界へ」というテーマは、自身の飛行機への憧れから即座にアイデアが浮かびました。数年前まで美術が苦手でしたが、今回の受賞を通じて自信を深め、今では絵が自己表現の重要な手段となっています。
絵画における自己成長を感じつつ、「ゆっくりナメクジの歩でも少しずつ前進していけばいいんだ」という信念を強調し、この貴重な機会に感謝を述べました。

準グランプリ賞

水田 航介(みずた こうすけ)さん作 作品タイトル:どこへでも行ける

作品説明・思い等:やりたいことや欲しいものを描く事から始まり、今では大好きな電車とエレべーターを毎日描いています。そしてなぜかそこにはたくさんの動物たちがいます。実際にはあり得ないけれど絵の中は自由で思いのまままです。

NTT賞

立川 幹大(たちかわ かんた)さん作 作品タイトル:やさしい人たち

作品説明・思い等:ぼくはやさしい!みんなやさしい!虹が輝く世界に!やさしくなりたい想いがこめられた1枚の作品が出来上がりました。

JAL賞

花守 洸迦(はなもり ほのか)さん作 作品タイトル:瞬間をキリトル

作品説明・思い等:旅をしたい!とよく思います。個人的には世界遺産や文明の跡に触れたいと死ぬまでに1度は現地に行きたい!と思う所へ旅へ出たいです。現状の引きこもり生活の日常にはない世界の風景を空気ごと全身で感じてどの時間もきっと尊い瞬間だと感じる。そんなたくさんの時間と場所の一瞬一瞬を総合した絵を1枚にしてみました。

審査員特別賞

河野 芽衣(こうの めい)さん作 作品タイトル:大切な人へ届けられた「お手紙」

作品説明・思い等:市販の紙袋にマスキングテープを貼り付けた「手紙」。想いを寄せる相手に向けて送られた作品だが、届けられた相手が大切に保管しているからこそ、こうして応募するに至った。 作者は日常的に想いを寄せる相手に、こうした「手紙」を送っているが、文字で上手く伝えることができない作者にとっての大切なコミュニケーションツールにもなっている。

今回のNTTアートコンテスト表彰式では、アートが個性の輝きを引き出し、参加者の想像力と創造性がとても印象的でした。受賞作品は、どれもひろがる世界への願いや未来への希望を表現し、独自の視点から多様性を示しされており、社会の包括性と共存共栄の重要性が強調されていました。障がいのある社員も含めた多様な人材の活躍が示されたこれらの取り組みは、社会全体の持続可能な発展に向けた一歩として位置付けられ、今後もさらなる進展が期待されるのでないでしょうか。


2023年度「NTTアートコンテスト」概要

主催:NTT
協力:JAL
運営:一般社団法人障がい者自立推進機構(パラリンアート運営事務局)、NTTクラルティ株式会社
テーマ:ひろがる世界
応募対象:国内外の障がいのある方、NTTグループ社員、JALグループ社員
応募作品:平面作品・立体作品
応募期間:2023年12月3日(日)〜2024年1月31日(水)
※国際障がい者デー:12月3日に合わせ作品募集を開始
選考期間:2024年2月
審査員:アーツカウンシルしずおか チーフプログラム ディレクター/クシノテラス主宰 櫛野 展正 / 田尾企画 編集室 クリエイティブ・ディレクター 田尾 圭一郎 / 日本電信電話株式会社 代表取締役社長 島田 明 / 日本航空株式会社 執行役員 人財本部長 小枝 直仁 / 他
特設サイト:https://www.u-x3.com/nttart2023_award/