渋谷の街を歩くと、いつも新しい表情に出会える楽しさがあります。若い人から大人まで、多くの人が行き交うこの街に、またひとつ話題になりそうな映像が加わりました。俳優の仲里依紗さんが登場する新CMが公開され、渋谷駅周辺や東急線エリアでの大規模な掲出がスタートしたそうです。
今回のCMは、ピクセルアート(ドット絵)を使った遊び心のある世界観が印象的で、仲さんが渋谷の街をめぐりながら、さまざまな取り組みをナビゲートする内容になっています。カラフルでテンポの良い映像表現は、ふと足を止めて見たくなるような仕上がりです。
さらに、渋谷駅東口地下広場ではポスターを一面に掲出する“広告ジャック”が行われ、東急線の車内や駅構内でも新ビジュアルを随時展開。街を行き交う人たちに自然と目に入るスケールの大きさが特徴で、渋谷全体が華やぐような空気を感じさせます。
仲さんの軽やかな動きや表情が街並みと重なり、渋谷の日常に少しワクワクを添えてくれる今回のプロモーション。駅を利用するたびに新しい発見がありそうで、通勤や買い物の時間も少し楽しくなりそうです。続きでは、CMの内容や制作の裏側など詳しい情報をご紹介します。
ピクセルアートが案内する“歩いて楽しい渋谷”の世界

新CMでは、渋谷の街を舞台にしたピクセルアートが印象的な世界観で展開されます。地図がそのままカラフルなドット絵として立ち上がり、仲里依紗さんが軽やかに街を歩きながら、次々と変わるスポットをナビゲートしていく流れです。

映像はテンポよく進み、仲さんが「GOOD アガる瞬間」を探すように、マップ上を移動していきます。渋谷で行われているイベントや、歩行者が移動しやすくなるように整えられた導線の工夫など、街のあちこちに散りばめられた取り組みがクイズ形式で登場するのも特徴です。視聴している側も思わず「どんな答えになるんだろう」と参加している気分になれる構成になっています。
また、今回の第3弾シリーズは15秒×3種類のショートCMとして展開されており、いずれもピクセルアートをベースにした遊び心のある映像表現が共通しています。その中で特にこの「GOOD アガる↑SHIBUYA NAVI」篇は、街を巡る楽しさがより感じられる一本。残りの2種類もどのような切り口で渋谷の魅力を描いているのか気になるところで、シリーズ全体の広がりも楽しみです。
ピクセルアートは“点がつながって一枚の絵になる”という特性がありますが、今回の映像ではその性質がうまく生かされ、ひとり一人の存在が集まって街の魅力を形づくるイメージを感じさせます。シンプルなデザインながら情報がスッと入ってきて、渋谷を歩く楽しさを改めて思い出させてくれる仕上がりです。
街全体で楽しめる“大規模プロモーション”として展開

今回のCMは映像だけで完結するものではなく、渋谷の街そのものを使った大きなプロモーションとして展開されています。駅を利用する人や東急線に乗る人など、日常の中で目に入る場所に次々と新ビジュアルが登場するため、街歩きの途中で偶然出会える楽しさがあります。

渋谷駅東口地下広場では、新しいポスターを一面に掲出する“広告ジャック”が行われ、広場全体がポップな色合いに包まれるような雰囲気になります。さらに、東急線の駅構内や車内、デジタルサイネージ、TOQビジョンなどでも順次ビジュアルが展開され、普段から渋谷周辺を利用している人には自然に印象づけられる仕掛けになっているのが特徴です。

また、街のプロモーションに合わせて、東急バスの車両にもラッピングが施される予定で、街中を走るバスがそのままキャンバスのように変わる楽しさも加わります。今回のCMシリーズはオンラインとオフラインを横断する形で展開されているため、渋谷のあちこちで新しい“発見”が生まれるような構成になっていると感じます。
関連する展開として、仲里依紗さんを起用したビジュアルと連動したInstagramアカウントも開設されており、街で目にしたものをオンラインでも追いかけられるような連動性も用意されています。渋谷を訪れるたびに、少しずつ違った表情が見えてくるプロモーションになりそうです。
撮影の裏側に見える“BIG RIISA”の遊び心と、渋谷へのまっすぐな想い

今回のCM撮影は、仲里依紗さんの全身を使った動きが多く、思っていた以上に体力を使う内容だったそうです。さまざまなポーズを決めては、その場で渋谷の風景に合成される様子を確認する作業を何度も繰り返すという流れで、仲さん自身も「まるで本当に渋谷の中に入り込んだような感覚だった」と語っています。写真が合成されていく瞬間にワクワクするような楽しさがあったようで、現場は終始明るい空気に包まれていたのが伝わってきます。
今回のビジュアルでは、仲さんが“BIG RIISA”として渋谷の街に現れるという大胆な演出もあり、普段は絶対にありえない場所に腰掛けたり、上から街を見下ろすような視点が取り入れられています。巨大な自分が街に立っているかのような世界観は本人にとっても新鮮だったようで、「ヒーローになったみたい」と表現しているのが印象的です。

また、インタビューでは渋谷との関わりについても触れられており、仲さんにとってこの街が特別な場所であることがよく分かります。上京したばかりの高校時代に憧れを抱いて訪れたことや、20歳の誕生日を渋谷で迎えた思い出、家族と訪れるお気に入りのエリアなど、人生の節目に渋谷が寄り添ってきた様子がさまざまなエピソードから伝わってきます。
特に、「渋谷は自分と同じように進化し続けている」という言葉は印象的で、仲さんの中にある“渋谷らしさ”への理解と親しみがそのまま表れたものだと感じます。役割にとらわれすぎず、日々を自由に楽しんでいるという価値観も印象に残るコメントで、今回のCMのメッセージともどこか重なる部分があります。
幅広い表現で活躍する仲里依紗さんのプロフィール

氏名:仲 里依紗
生年月日:1989年10月18日
出身地:長崎県
今回のCMに出演する仲里依紗さんは、ドラマや映画だけでなく、モデルとしても活動する表現力豊かな俳優です。個性的な役柄からシリアスな作品まで幅広く演じ分けることができ、その存在感は多くの作品で高く評価されています。
SNSでの発信にも積極的で、家族との日常やファッションを紹介する投稿が人気を集めています。YouTubeチャンネルも開設しており、素の表情が見られる動画はファン以外にも支持が広がっています。
近年は、NHKドラマ「大奥」やNetflix作品などの話題作にも出演しており、TBSドラマ「不適切にもほどがある!」でも印象的な役どころを演じました。さらに、2024年放送のNHK連続テレビ小説「おむすび」では、ヒロインの姉として物語の中心に関わる役を務めています。
俳優としての実力に加え、ポジティブで柔らかいキャラクター性も魅力のひとつ。今回のCMでも、その明るさと遊び心が映像の雰囲気とよくなじんでおり、全体の軽快さを引き立てています。
渋谷の変化を軽やかに映す、新シリーズの今後にも注目

今回のCMは、ピクセルアートを使った軽やかな世界観のなかで、渋谷の街が持つエネルギーや変化を楽しく映し出していました。仲里依紗さんの明るい存在感と、ちょっと遊び心のある“大きな自分”の演出が重なり、見ている側も自然と気分が上がるような仕上がりになっています。
さらに、街中での広告展開や、ほかの2種類のショートCMなど、シリーズとしての広がりも感じられる内容です。渋谷を日常的に利用する人にとっては、CMだけでなく街のあちこちで新しい変化に出会えるきっかけにもなりそうです。
渋谷の魅力は、年代や立場によって感じ方が変わるところにもあります。仲さんが語っていたように、「その時その時の自分に寄り添ってくれる街」であるという印象は、多くの人が共通して抱くものかもしれません。
街が進化し続けるなかで、今後もどんな姿を見せてくれるのか。今回のCMシリーズを通して、渋谷の“今”に触れられる機会が、また一つ増えたように感じます。









